リアルフードのハチミツについて
レザーウッドハニー
蜜源は、タスマニア島西部にしか育たないレザーウッドの花。十分な蜜量が採れるようになるまで、100年単位の時間がかかります。
レザーウッドハニーは、多くの他のオーストラリア産ハチミツに比べ、2〜3倍の抗酸化作用、抗炎症作用、プレバイオティクス、などがあると言われています。
また、2009年9月23日付けの新聞、The Mercuryの記事によると、化学者チャールズドラッガーがタスマニアの10人の養蜂家から、彼らのハチミツの中の抗酸化物質含有量を検査したところ、北西部で取れたレザーウッドハニー(それはロビーさん・二コラさんご夫妻が管理している=(有)リアルフード・ドット・ジェイピーが輸入しているもの)の値はとても高く、南地域で取れるものに比べ、倍近い含有量があった、と報告されております。
http://www.bluehillshoney.com/pdf/news/bluesnews-current/Honey_It_s_A_Winner.pdf
ハチミツは、採取する花の違いで、香りや味が違いますが、その地域により、同じ種類の花であっても、土壌、環境、風土が違うと、その味や香りだけでなく、栄養面も変わってきます。 大量生産をせず、原生林の森の中で、ゆっくりとミツバチを飼育し、育てているがゆえの栄養面での他社との違いが、ロビーさんと二コラさんのハチミツには出てきているのだと思います。
更に、数ある世界中のハチミツの中でも、『食べる香水』と命名されたレザーウッドハニーの香りは世界一の華やかさ。 本能に直接働きかけるこの香りは脳のリラックス作用や女性ホルモンの活性化も期待できます。 脳がリラックスすることで血流が良くなり、活性酸素が減少し、アンチエイジングにも繋がります。
ミドウハニー
主蜜源は、ブラックベリーとクローバー。ブラックベリーは、民間医療でよく用いられ、タンニンを多く含んでいることから、強い収斂性(しゅうれんせい)と強壮力があります。
タスマニア大学の研究によると、ミドウハニーは黄色ブドウ球菌に効果があるとのこと。
喉の痛みや口内炎にも即効性があります。
私は、口周りにできたヘルペスに塗ったところ、1日でジクジクする痛みが取れ、3日間でかさぶたにもならず、きれいに治り驚きました。
また、足の指が広げられないほどの息子の水虫も、ミドウハニーを塗って就寝したところ、3日でキレイな足になりました。(効果効能に関しては、効き目に個人差があります)
幻のハチミツを求めて

養蜂家を訪れ、レザーウッドの咲くターカインの原生林を案内していただくうちに、タスマニアの自然、養蜂家のミツバチや自然に対する優しさ、そしてタスマニアンハニーのおいしさにとことん惚れ込んでしまい、ついにはその幻のハチミツを日本の皆様にお届けすることにいたしました。
レザーウッドの森

タスマニア物語という映画でも、絶滅したと言われるタスマニアタイガーがまだ生きているかもしれない、と言われていたのは、ここ、タスマニア北西部ターキン地区のことです。
南半球最大の原始多雨林であるターキン、その特異な自然環境と気候に護られて、氷河期を乗り越えて生き延びてきた植物達がここに暮らしています。この辺りにしか生育しない種も多く、レザーウッドツリーもその一つです。

私たちの訪れを待っていてくれたかのように、例年より2週間ほど遅れて丁度満開となったレザーウッドの木は、無数の咲き誇る小さな花で樹全体が白く色づいて見えました。
金賞受賞のビーキーパー
私達をターキンの森へと案内してくれた養蜂家はオーストラリア最大のオーガニックエキスポにおいて、3年連続(2009〜2011)食品部門金賞受賞のロビー・チャールズさんとその奥さんの二コラさんです。
1日に100回以上ミツバチにさされてしまうこともあるそうですが、ロビーさんいわく、巣箱の振動などからミツバチの様子を感知するためには、素手でなければ無理だそうです。
更に手袋をしてしまうと、作業中に手の感覚が鈍り誤って箱の開け閉めなどで、ミツバチを犠牲にしてしまう可能性があるからいつも素手で作業をするとのこと。自分を犠牲にしてもミツバチは守ってあげる、という絶対的な愛をそこに感じました。
養蜂家にもさまざまな人がいて、商業主義でミツバチ達を酷使する業者がいることに、彼は憤りを感じています。
巣箱の中の採れたてハチミツ

天然のハチミツには、もともと多種類の有効成分が含まれています。ビタミン・ミネラルに加えて、ミツバチの体内で作られる酵素成分が調和して生きている、ひとつの生命体なのです。
巣箱から食べた採れたてのハチミツは、まさに自然の生命力が生きている美味しさでした。一口食べると深い余韻が舌の上で長く続きます。
長男は約2週間のタスマニア旅行で、一番印象に残ったことは採れたてのハチミツを巣箱からすくって食べたことだと話し、無垢な(遠慮を知らない)次男は、その美味しさと嬉しさで、何度も何度も蜜を舐めては幸せそうな顔をしてニコニコしていました。
出来立てのレザーウッドハニーは、濃厚な香りが立ち込め、満開のレザーウッドの花の下で食べるこの蜜は格別の美味しさ。できることなら、次男のように、何度も食べたくなるほどでした。
安全・安心・こだわりの天然ハチミツ
ターキンの森で食べたハチミツの生命力あふれる美味しさを、そのまま日本にもって帰りたいと思った私は、巣箱からハチミツを搾り出す抽出工程や、赤道を越えて日本まで運ぶ輸送工程での温度管理にまで、徹底的にこだわりました。コクのあるトロリとしたハチミツを巣から取り出し瓶詰めするのは、実は大変手間のかかる作業です。多くの業者は、作業効率を上げる為にハチミツに高温の熱処理を加え、細かなフィルターにかけて見た目を均一に整えますが、これによりハチミツの栄養素は壊れ、本来の味も風味も失われてしまいます。
リアルフードのハチミツは自然な風味と味わいを大切にするため、じっくりと時間をかけて巣から取り出されます。ハチミツがミツバチの体温を超える温度にさらされることがないよう、抽出工程においても45度以下の低温管理を徹底しています。ビーキーパーのロビーさんはこれを低温抽出法『cold extraction』と呼び、こだわりを持って守り続けています。
フィルター処理は0.3ミリ幅の荒濾しフィルターに通すのみ、良質の栄養素を含んだポーレン(花粉)や、ハチの巣を守るプロポリスの小片などは極力自然なまま残し、かつハチの巣の蝋など舌に不快なものはきちんと取り除くようフィルター処理を最小限にとどめています。
日本への輸送にあたってはワインを運ぶのと同じ方法で運ばれてきます。特殊な断熱シートに包み、ハチミツ中のビタミン・ミネラルや酵素成分が損なわれないよう配慮されています。
リアルフードのハチミツは、ポーレンを核に花の性質に応じて自然に結晶化が進み、常温でも白く固まることがありますが、これはまさに生命力あふれる天然ハチミツの証です。
もちろん日本とオーストラリアの双方で厳正な安全基準を完全に満たしておりますので、安心してお召し上がりください。
